今回はキンカチョウ(錦花鳥)の体重管理のお話を。
キンカチョウの標準体重は12〜15グラムです。
体格の良い子同士をペアにして代々繁殖させたジャンボキンカチョウで、20グラム超くらいでしょうか。
スズメより小さな鳥なんですよ。
我が家のきんかはジャンボではありませんが大きめの子で、ペットショップから迎えた時点で16.5グラムありました。
その後もだんだん増え続け、ついに20グラムの大台に。
お世話になっている病院のT先生には「筋肉がしっかりしていて、太っているわけではないので様子を見ましょう」と言われていましたが、行くたび増えているので「少し対策しましょうか」となりました。
小型のフィンチ(鳥の分類で、キンカチョウもこの仲間です)は基本的に好きなだけ食べさせてよいとも聞きますが、肥満は病気につながることもあるので気をつけます。
体重管理の方法①
餌を毎日交換せず、食べ終わった殻だけ吹いて、そのままにします(我が家は殻付きのミックスシードを使用中)。
毎日換えると量も多くなりますし、好きなものばかり食べてしまうのですね。
1日目に好物を食べ、2日目は違うものを、3日目には苦手なものしか残っていなくても我慢して食べる・・・まんべんなく食べることで、本来の配合に則したバランスの良い栄養がとれます。
ちなみに、きんかはカナリーシードがお気に入りで、粟は喜びません。
先生によると、ふくよかな子はどうやらカナリーシードが好きみたいです(笑)
体重管理の方法②
後日、きんかが卵詰まりを起こして処置を受けた際、院長先生に指導された減量法です。
現状与えている餌の量(一日分)を量り、そこから0.3グラムマイナスします。
それを一日2回以上に分けて与えます。
一度に与えるのではなく、複数回に分けて与えるのがポイント。
決まった時間・回数が望ましいので、飼い主さんが無理なく続けられるように設定します。
そして毎日、餌の量と体重を記録し、適正な食事量を判断していきます。
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いまは管理の準備段階で、毎日どのくらい餌を食べているのか調べています。
一日にシード3.5グラム・ボレー粉0.5グラムを入れ、きんかはほぼ食べ切り、しっぽは多少残します。
キンカチョウは盛大に散らかしながら食べるので、実際に胃の中に入っている量はもっと少ないですね。
そのほか、青菜は好きなだけ与えてよいというので、有機栽培の小松菜を入れています。
何でもかじるしっぽには、遊び用を兼ねてカトルボーンも与えています。
悩ましいのは、2羽とも手乗りではないので、簡単に体重が量れないこと。
病院では、小さなプラケースに移し、ケースごと体重計にのせて量っていましたが、逃げ回る小鳥を掴まえるのは大変です。
特にきんかは怖がりで、先生の手からも逃げ出して院内を飛んだくらいです。
何とか良い用具が作れないか、夫が案を練っているところです。
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体重管理=食事量のコントロールは、生命にかかわること。
ここに挙げたのは、あくまで我が家のキンカチョウの場合ですので、体重管理を行うときは、必ず獣医師の指示に従ってくださいね。
ご参考まで。
-続きはこちら-
キンカチョウの体重管理について②【2019.10】
キンカチョウの体重管理について③【2020.3】
-そのほか、鳥に関するお話-
キンカチョウのおはなし