2022年7月、埼玉県越谷市にある「キャンベルタウン野鳥の森」に行ってきました!
1995年9月に越谷市とオーストラリア・キャンベルタウンとの姉妹都市提携10周年を記念して開設され、現地に生息する鳥類が展示されています。

園内は10分ほどでまわれる広さなのですが、大型インコから小型フィンチまで多くの種類の鳥がいます。
緑葉がさやぐ樹木、流れのある水場、砂地や岩など自然に近い環境が整えられています。
天井はネットで覆われ、園全体がさながら大きな鳥かごのよう。
陽差しも風もよく通り
、鳥たちが中を自由に飛び回っています(一部の鳥はケージ内で飼育されています)。

 

公式サイトがありますので、詳細はそちらをご参照ください。

 


さて、私たちの目当てはもちろんキンカチョウ。
半屋外で暮らすキンカチョウの生態を知りたくて、遠路はるばるやってきました。
園内に足を踏み入れると、あの独特のぺぇぺぇ、ぷっぷっという鳴き声が!
体長10センチほどのキンカチョウ、体格からすると声も小さいはずですが、やはりこれだけの数がいると賑やかで、普段聞き慣れているキンカ飼いの私たちの耳にはまっさきにその声が飛び込んできます。
主役級の存在感といっても過言ではありません(キンカ贔屓なので当然そうなる笑)。

 

池に集まるキンカたち。この日の気温は28℃。

 

ここにいるのは野生と同じ品種のノーマルグレイがほとんどですが、色変わりのブラックチークや白っぽい幼鳥の姿もありました。
キンカチョウの品種を詳しく解説している ”キンカフリーク“ さんのサイトで、基本の虹彩の色=赤茶色と学んだとおり、陽光を受けてみなきらきらとした茶色の目をしていました。
飼育下のキンカチョウは、室内で見るせいもあるかもしれませんが、そんなに赤茶が目立ちません。
我が家の子たちのなかでは、きんかがはっきり分かるくらいかな。

 

ノーマルグレイ男子。この柄行きの妙よ(変なの~と最初は思ってましたが笑)。

 

 

ノーマルグレイ女子の可愛さ。我が家のキンカ女子もみなノーマル。

 

 

黒いほっぺがキュートなブラックチーク男子。それにしても器用にくわえてるね!

 

 

くちばしにまだ黒い色が残っている幼い子。品種は何かしら?

 

園内を自在に飛び回るキンカチョウ。
速さ、高さ、距離どれをとっても我が家の子とは段違いで、広い空間ではこんなに飛翔力があるのだとあらためて驚きました。
見上げると、樹の高いところに巣がありました。
地上では、巣材となる長い枝をめぐってキンカ男子たちの攻防が繰り広げられています。
身の丈に合った小枝を運ぶ方が楽なのにと思いますが、それでは面子がたたないのかしら。
写真の枝はさすがに無理でしたが、体長の何倍もある枝をくわえて飛び立つ姿はなかなかカッコよかったです。

 

キンカチョウの巣

 

 

小さい枝も落ちているのに、これがいいらしい。

 

 

「こっちに寄こせ」「やだやだ、オレの」
・・・結局だれも運べず(笑)

 

小さいキンカチョウたちがわちゃわちゃしている横で、ゆったりと羽をひろげて陽を浴びているブロンズトキや、卵(擬卵のようです)を抱いているオーストラリアイシチドリがいました。
飼い鳥でおなじみのオカメインコの姿も。
お互い特にちょっかいをかけるわけでもなく、自由に過ごしています。
現地でも、このように共存しているのでしょうか。

 

日光浴を満喫するブロンズトキ。あ~、ごくらくごくらく。

 

 

緑の羽が美しいキンバト。

 

 

ぽてぽて歩きまわるオーストラリアイシチドリ。
後をついていったらイヤな顔をされました・・・

 


ケージの中で飼育されている鳥たちも面白いです。

ワライカワセミ、オーストラリアガマグチヨタカなど初めて見ました。
ワライカワセミはほんとうに笑っているようなけたたましい声をあげるのですね。

キバタンなどの大型インコ、埼玉県の県鳥シラコバトにも会うことができました。


オーストラリアガマグチヨタカ。
3羽でくっついて眠っていましたが、あっ、目があいた!

 

もっともっと見ていたかったのですが、気づかぬうちに蚊にやられ、蚊に弱い体質の私は泣く泣く退散するはめに。
万全の恰好だと思ったのに悔しい~。
虫の少ない季節にかならず再訪しようと思います。

 

長袖パーカーに麦わら帽子。虫よけスプレーもしたのにな(園の入口に用意してありました)

 

 

 

※ちなみに私たちは上野に宿をとって、下記のルートでキャンベルタウン野鳥の森に行きました。
上野には、不忍池、上野動物園、ことりカフェ上野本店など、鳥好きさんにおすすめのスポットがたくさんありますよ。

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