”鳥人”マッティ・ニッカネンが亡くなりました。まだ55歳だったとか。
もともと関東地方の生まれ育ちで、ウインタースポーツには縁のなかった私ですが、何故かスキージャンプを(テレビで)見るのは好きでした。

当時子供だった自分より、少しだけ年上だった人が世界で活躍していたということにちょっと驚きました。

日本では「ニッカネン」と言われていますが、フィンランド語の綴りではNykänen、日本語の発音としてはニュカネンが近いかなと思います。äの母音は、このフォントが使えない/使わない環境ではaeと表記しますから、Nykaenenと書いてあることもあります。(土屋ホームスキー部コーチのヴァータイネンさんなんかだとVäätäinen=Vaeaetaeinenて書いてあります)

ニッカネンならNikkanenと書くことになりますが、実際にこの苗字の人がいるのがややこしい。なんで日本ではニッカネンで定着したんだろう。

フィンランドでは知らない人がいないくらいの有名人ですが、日本での呼び方を知らないフィンランド人に「ニッカネン」と言っても「誰?」という反応が返ってきます。

私が最初に覚えたフィンランド人の名前がニッカネンでした。自分と同年代以上の人なら、ニッカネンが活躍していた時代の大倉山や宮の森ジャンプ競技場の場内アナウンスを記憶されている方もいるかと思います。「50ばーんマーッチニッカネンくーんフィンラン」

私がフィンランド語の勉強を始めるきっかけとなったのがスキージャンプ競技(正確にはそのPCゲーム)なので、子供の頃の記憶と相まって思い入れのある名前です。

新聞、テレビくらいからしか外国の情報が入ってこない時代でも、ニッカネンの素行については知っていました。バーで殴り合いのケンカをして鼻を折られ「これでアイツの高い鼻も少しは低くなるだろう」というフィンランドのニュース記事が、日本の新聞で紹介されていたのを覚えています。

 

亡くなったのかぁ・・・・・・。

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