相馬神社は天神山の頂きにある小さな神社です。
天神山は札幌でいちばん低い山(標高89メートル)で、山頂というより高台というほうがしっくりくるかもしれません。
自然の息づかいも下界の営みもともに感じられ、心落ち着く場所です。

天神山一帯は緑地として整備され、散歩にうってつけ。
我が家も初詣のみならず、散歩のついでに年中いつでも手を合わせています。

平岸通に面する鳥居から入ると、拝殿まできつい坂道になっていますが、天神山緑地側からは運動不足の私でも楽に登れます。
天神山緑地は桜がきれいですし、今年2019年には北海道最古の藤「天神ふじ」が植えられている隣接地ともつながる予定。
さほど知れ渡っていないのが幸い、ゆったりと花を愛でられる穴場スポットです。

 

 

天神ふじも樹齢200年をこえる名木ですが、相馬神社の御神木のシバグリはなんと推定300年以上。
ごつごつとした樹皮は堅く乾いていますが、樹芯に近いところでは、樹の鼓動や水を吸い上げるさやかな音が聴こえるのかもしれません。
そう思いながらいつも手や耳を当ててみます。

さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり(馬場あき子)
思い出すのがこの歌。
「身」は作者自身の身体をさしているようですが、私はずっと桜木のことだと思っていました。
樹木の中を流れる、清冽な水。水はいのちの象徴でもあります。
若木であっても老木であっても、いのちの神秘は同じ。

2019年、森羅万象、穏やかな年となりますように。
皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

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