我が家のキンカチョウ、きんか。
家に迎えてから5日目、止まり木に点々と赤い跡がついているのを発見しました。
ケガをして出血したかと思い、足やお腹をためつすがめつ観察してみましたが分からない。
人間の手が嫌いで大暴れするため、つかまえて仰向けにするわけにもいかず、そのまま様子をみていました。
元気に動き回っているので安心していましたが、ひと月半後にまた血らしきものが。
急いで病院に連れて行ったところ、趾瘤症(しりゅうしょう)と診断されました。

趾瘤症はバンブルフットともいい、足の裏に炎症が起き、瘤ができる病気です。
足裏の同じ部分に過度に力がかかったり、細菌に感染すると発症します。
原因は、体重が重い、止まり木や餌入れの縁が足に合っていない、等。

うちのきんかは大きめの子です。
キンカチョウは12~15グラムが標準体重ですが、現在19.5グラム。
家に来てからだんだん増えましたが、来た当初も16.5グラムありました。
ぽっちゃりというより、骨格がしっかりしたガッシリ体型で、ジャンボキンカチョウの血が入っているのかと思うほど。
ですが、足は普通のキンカチョウと同じサイズ・・・たしかに負担がかかっていそうです。

止まり木は、太すぎても細すぎても、足に負担がかかります。
直径の2/3くらいを掴める太さが良いようです。
きんかはケージに付属の止まり木をしばらく使っていましたが、半分ほどしか掴めていませんでした。
お店で探しても、キンカチョウのように小さな鳥(スズメさんより小さいんですよ)の足に合うものは見つかりません。
そこで夫が、やすりなどを使って細く削りました。
(→詳しくは、キンカチョウの止まり木【2018.8】)

趾瘤症にかかっていることは知りませんでしたが、病院に行く前に、ここまでは既にやっていたのです。
先生に見てもらったところ、「まだ太い」「表面が毛羽立ちすぎ」と言われたようで、夫は帰宅後さらに工具で削り、布やすりを何度もかけてツルツルに仕上げました。
きんか、すべるすべる(笑)。
でも、じきに慣れましたよ。

 

 

下は夫が削った止まり木。
上の止まり木には病院で包帯を巻いてくれたため、足当たりがやわらかくなりました。
太さがところどころ変化している止まり木も良いようです。
足裏のいろいろな部分に当たるので、一部だけ圧迫されずにすみますね。

きんかは、両足の裏にマメのような瘤ができていて、そこが破れて出血していました。
先生のお話では、小さな足に合う止まり木が市販されていないため、キンカチョウは趾瘤症が多いのだそうです。
この日は、粉薬と替えの包帯をもらいました。
次の診察で患部を見ると、だいぶ良くなっており、ひと安心。
家に迎えてからこのかた、病院のお世話になりっぱなしです。

-夫が止まり木を改良したお話-
キンカチョウの止まり木【2018.8】

-そのほか、鳥に関するお話-
キンカチョウのはなし

 

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