我が家は、キンカチョウ(錦花鳥)を2羽飼っています。
「きんか」と「しっぽ」といいます。どちらも女の子です。
長女のきんかから紹介しますね。

■きんか
・生年月日 2017年5月31日(推定)
・出生地 静岡県
・種類 ノーマル
・性別 メス
・名前の由来 キンカチョウから
・性格 怖がり、一本気、不器用
・好き 食べること
・嫌い 人間の手

静岡で生まれたきんかは生後4ヶ月のとき、札幌のペットショップにやって来ました。
いっしょに来た男の子は先に売れ、それからずっと一羽でいたようです。

子どもの頃、私は白キンカチョウを飼っていました。
夫も昔から鳥が好きでジュウシマツを飼い、落ちたツバメの雛をひとりで病院に連れていくような子どもでしたが、キンカチョウは知らないといいます。

「こんな鳥だよ」と教えたくて、二人でペットショップに見に行くと、いました、キンカチョウ。
懐かしくて嬉しくて、身体がふわっと温かくなりました。
昔飼っていた真っ白なキンカチョウではありません。
グレーの羽、白黒のしましま尾っぽ、目の下には黒い縦のライン。
ノーマル種の女の子でした。


「え~、何でキンカチョウ知らないの?」と夫に言いましたが、私も詳しいわけではなく、白以外の種を実際に見るのは初めてです。
カナリアとインコのケージにはさまれて、小柄なキンカチョウはなおのこと小さく見えました。
プッ、プッと短く鳴きながら、止まり木を左右に行ったりきたり・・・あぁ、この動き、懐かしい。
「うん、可愛いね」と夫。
そうでしょう?そうでしょう?
キンカチョウ、やっぱり可愛いなぁ。

飼う気は無かったのですが・・・。
その後も顔が見たくなり、何度か足を運ぶうちに情が移ってしまいました。
前を行き来するお客さんにいちいち落ち着かない様子でいるのも、かわいそうでしたしね。

「この子をください」
言っちゃいました。

販売員のお姉さんがケージに手を入れると、この世の終わりかのように暴れるキンカチョウ。
やっと捕まり、足や目、お尻に異常がないか一緒に確認しました。
あまりの恐怖に心臓バクバク、全身で息をしています。

ケージ、餌、水浴び用の陶器の入れ物など、とりあえず必要なもの一式も買いました。

レジで「やっとおうちが決まって良かったね〜」と声をかけられるキンカチョウ。
生後4ヶ月でやってきて、このとき10ヶ月。
幼鳥から成鳥へ、多感な時期を過ごした場所にさよならです。
家までの車中、キンカチョウは半分目をつむって、じっとしていました。

名前は「きんか」にしました。
キンカチョウからとりましたが、女の子なので優しい印象のひらがなにしました。
家にきた日はごはんも食べず、水も飲まず、上の止まり木から動こうとしませんでしたが、翌日ペットボトルのキャップに餌を入れて近くにとりつけてやると、ようやく口にしました。
ホッとして涙が出ました。

これが、きんかがうちにやってきたいきさつです。
2018年3月24日、ひょんなことから家族が増え、幸せが増えました。

きんか、来てくれてありがとね。

-しっぽのいきさつはこちら-
キンカがうちにやってきた! しっぽ篇【2018.10】

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