我が家にはキンカチョウが2羽います。

どちらもノーマル種の女の子で、名前はきんか(2才1ヶ月)としっぽ(1才6ヶ月)。
先日、この子たちの定期健康診断に行ってきました。

【きんか】
振り返れば、ペットショップから迎えて最初の健康診断でメガバクテリアが見つかり、その後も羽のケガ、趾瘤症、卵詰まり、寄生虫、と病院通いが途切れなかったきんか。
飼い主の私たちも初めて経験することばかりで、慌てたりオロオロしたりしながら、都度勉強してここまできました。
おかげさまで元気になり、今回の健診が半年ぶりの病院です。

定期健康診断の内容は、そのう検査と糞便検査でした。
「そのう」は消化管の一部で、食べたものを胃に送る前に一時蓄えておく袋状の器官です。
口から管を入れそのう液を採取して、真菌や細菌が増殖していないか、それらに病原性がないか等を調べます。
糞便検査では、メガバクテリアや寄生虫の有無等が分かります。
キンカチョウはメガバクテリアにかかりやすい鳥種で、また、一度完治しても再発する可能性があるため、定期的に診てもらうと安心です。
幸い今回は、そのう、糞便検査ともに異常なしでした。

趾瘤症は、黄色くなっていたコブが消え、かさぶたのような跡が赤く残っているだけになりました。
きんかは荒鳥で、普段は足裏をじっくり見ることができないので、病院で確認しています。
先生にあおむけに保定(=動かないように安全におさえること)されたきんかは怖くて目をつむっていましたが、病院にかかった当初のパニック状態とくらべるとずいぶん落ち着きました。

病院は鳥にとって大変怖いところ。
保定されただけで命を落とす子もいると聞きますし、行き帰りの移動もストレスになりますから、連れて行かないという飼い主さんもいらっしゃると思います。
それも大切な判断だと思います。
きんかもそうですが、手乗りでなかったり臆病な鳥さんであれば、さらに気を使いますよね。
きんかは過去、メガバクテリアの治療で注射をされたときには失神しましたし、毎回の保定ももちろん恐怖でしかなく、全身でハァハァ息をしながら必死で逃げ回ります。
ただ、こんな調子ではあっても少しは慣れたのか、最近は怖がりながらも周りをみているようですし、保定から解放されたのちの回復も早くなりました。
以前はやみくもに暴れて自分の体も傷つけかねなかったので、成長したなぁと感じます。
私たちは、鳥の様子がおかしかったら即病院に連れて行くので、この子たちが若くて元気なうちに少しでも(実際少ししか期待できません)病院に慣れさせたいと思っています。
それがひいては、災害等の事情でやむなく違う環境で過ごさなければならなくなったときにも役立つのではないかと考えています。

今回の健診でひっかかったのは、体重です。
キンカチョウ(錦花鳥)の標準体重は12~15グラムですが、きんかは22グラム。
このままだと肝臓が悪くなる可能性が高いと言われました。
食事を見直さなければ。

【しっぽ】
最初の健診でメガバクテリアがみつかり治療。
その後、卵が一度に2つ生まれて卵詰まりが判明し、ひやっとしたこともありましたが、おおむね健康で元気に過ごしています。
今回の定期健診では、そのう・糞便検査とも異常なし。
ただ、きんかほどではありませんが、体重が16.4グラムと重めです。
先生に相談し、栄養バランスの良いシードの割合を教えてもらいました。
参考にしながら、食事を見直していきます。

 

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