こんにちは。ひなぎくです。
フィンランド語の授業のなかで「おっ!面白い!」と興味をひかれた話題を随時お届けしています。

先週の入門講座(2020年10月10日)で勉強したダイアログには、フィンランド人のフルネームがたくさん出てきました。
男性名では、
Seppo Savolainen  さん、Kimmo Karjalainen  さん。
女性名では、
Päivi Pohjalainen さん、など。
英語同様、名/ファーストネーム(etunimi)→  姓/ファミリーネーム(sukunimi)の順です。
上に挙げた3人の姓はいずれも「地域名+ lainen」の組み合わせになっていて、ここでは姓として使われていますが、もともとは「~の人 (※ ‐lainen は人を表す接尾辞)」という意味になります。
たとえば savolainen という単語は 「savo 地方の人」あるいは「savo地方の」という意味です。

‐lainen のほかにも、フィンランド人には  ‐nen がつく姓が多くあります。
-nen には、可愛い、小さいという意の親しみのこもったニュアンスがあります。

Mäkinen(mäki=丘)さんや Nieminen(niemi=岬)さん、 Järvinen(järvi=湖)さんなど、自然豊かなフィンランドらしい名前ですね。

これは先日、札幌芸術の森に設置されているモニュメントの前で見つけたキャプションプレートです。
見たとたん「あ、フィンランド人じゃない?」と夫と盛り上がり、帰宅してから調べてみるとやはりフィンランド人の現代彫刻家でした!

Raimo Utriainenさんのモニュメントは、野外美術館入り口前の広場にたっています。
作品名はフィンランド語で「 nousu 」、日本語で「昇」と訳されています。
北欧のデザインというと、私は自然とりわけ木の温もりを思い浮かべますが、アルミでできたこのモニュメントも、日光や風の撥ね返りが感じられ、野外の自然を美しく映していると思いました。
芸術の森美術館で開催中のムーミン展(会期:2020年11月3日まで)と合わせて、こちらも鑑賞してはいかがでしょうか。

 

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