我が家の飼い鳥、キンカチョウのきんか。

きんかのこと、臆病、臆病と書いていて、その通りなんですが、ちょっぴりモヤッとしてました。
物事によっては、動じないところもあるんですよ。

 

たとえば食べ物。
初めてのものも、わりとすぐに食べます。小松菜も粟穂もリンゴも大丈夫でした。
最初は止まり木を行ったり来たりソワソワして、そばで見ている私たちのことも気にしているのですが、目を離したら、ちゃっかり食べにきています。
きんかが食べると、葉っぱにくちばしの小さな三角形の跡がつくのが可愛くて(笑)。
メガバクテリアの薬を溶かした黄色い水も、躊躇しながらも口をつけ、そのあとは全く問題なく、毎日飲みました。
嫌がって飲まない子もいるようです。そうなると、きんかには恐怖の注射を打つしかないので、本当にホッとしました。

 

それから、止まり木やエサ入れを変えても気にしません。
趾瘤症(しりゅうしょう:足にこぶができる)対策で、病院で止まり木に包帯を巻いてもらったときにも、見た目大きく変わったというのに、怖がりませんでした。
これもダメな子はダメなようで、先生いわく「そのあたりは(神経)太い」と。「わりと気強い子だと思いますよ」とも言われました。
この前の診療で、先生の手をかじってますしね(笑)。まぁこれは「窮鼠猫を噛む」で、怖すぎて思わず、でしょうけど。

 

キンカチョウは小さな鳥で、身を守るために、もともと臆病な性質が備わっていると思います。
けれどこんなふうに、臆病じゃないところもあります。
時や場合、物事や相手によって、引き出される面もつどつど変わります。
こちらが心配していることもあって、きんかの「臆病」なところだけクローズアップしてしまい、何だか違うなと思ったので、今日は他の面も書いてみました。

 

鳥も人間もゼロイチの世界を生きているのではなく、あわいを行ったり来たりしているのですよね。
言葉の力ってとても強いので、いったん使うと引きずられてしまうことがありますが、現実を言葉に合わせてしまうことのないように自覚的でいなければ、と思います。

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